ホフディラン「欲望」

ホフディラン

僕らを動かすその夢を二人で探しに行こう
全てを惑わすその嘘をこの場に捨て去って今

 (ひさびさの)図書館からの帰り、ふと口ずさんでいたので聴いてみたら、これがすごいいい曲なんだ。ということを伝えたかった。生きてゆくことの楽しみってのには、ものごとがまた新しく、より立体的に浮かび上がってくる瞬間を体験するのも大きいよな。
 この歌を借りて言いたいのは、伝達のためのことばが詩であることのなんらかの意味。近頃……に始まったことかは知らんけど、事実あるいは心情をそのまんま述べた歌詞が多いと思っていて、まあ確かにそれも大事なことなんだけど、でもみんなもっと詩的であってよいのではないかと。歌にのせるのは基本的には詩であるべき、とか、単に叙述なのであればそれは共感しか呼ばないのではないか、とか思うが、まだまとまってない。