国民性(半分冗談)

 「日本人」が国民性だとか、民族性だとかいう文脈で語られているのを目にするのはそろそろ厭きてきたなあ。国民性を語るということは血液型で性格をはかるのと似たようなもので、対象がバクゼンとしているから「言われてみればそうかも」となんとなく納得してしまいやすい。それゆえ根拠薄弱でも主張がつくりやすい。そんなことを考えて、「日本人は〜」ではじまる意見とか考察といったものになんとなく胡散臭さを感じ、反発したくなる。日本人は集団を包括的に捉えるのが好きな民族なのだろうか。