表現たぁそういうもの

 (前回の日記を眺めて)まあ書いてる最中も思ったけど、日記を書くのもそれほど楽じゃないよな。というのは、日記がウェブ日記である以上……というと押し付けがましいというか勝手党派というか己が独断を世界に膾炙せしめよという勢いを帯びるので表現を変えて、まあ一種の文芸としてこの日記を書いている以上(書いているんですよ!)、文章表現をおろそかにはできないわけです。恣意思惟で思い立ったまま論理をつなげていくタイプの日記なら大して苦労もないのですが、事実や心情を述べる・描写する場合は、やっぱりそれは正確を期して自省から経験を捉えて適切な言葉を探しださなければならない。そうだ、表現たぁそういうものなのですが、出てきた言葉が果たして適切かどうかの判断を下すのは容易ではない、というか、結構めんどうなのです。描写という意味では正確でないが、文芸として面白ぇよなあという表現がけっこう出るので。真実よりも意味のほうを採ってしまうことがある。……ぐだぐだになりそうなのでここまで。日記はどこまでが事実でどこまでが虚構なのか……。