年末の挨拶

 まあアレですか、にせんはちネンももう直ぐ終了するとの事ですから、なんか周りに倣って挨拶でもしとこう、という勢いでの今日の記事です。でも考えて見れば、人びとは年の終りよりは年の始まりに挨拶をする、これに重点を置くのではないかな、ということを思い出すと、この挨拶はべつに「周りに倣って」のものではないことが判明するのですが、
 でもアレですね、たとえばクリスマス、たとえば大晦日、たとえば元旦など、特別な日付というものに、以前ほど、その「以前」とは小学生くらいまでを指すのですが、あまり特別さを感じなくなっていることがあり、今となれば僕は、「年が終わるといっても地球が365周回っただけじゃん」と、なんの感慨も示さなくなっていまして、366周でしたっけ? もしかして。まあどちらでもいいんですが、こういうわけで年が終わるからといって改まって挨拶などする必要もないのではないか、と思っているのですが、その前に書き始めてしまったんだから仕方ない。そもそもこのサイトの文章自体必要ないもの、であることだし。いや。それとこれとは関係ないのですが。
 まあそんなアレです。ごく近頃の私は「遂に俺の時代が来た!」とばかりに aggressive に勉強を進めていますし、いや、だからと言ってこの話題を帰結させる駅が見当たらないのですが、ともあれそんな、こんな、近況です。そうそう、忘れてたものがあって、今年聴いた音楽、を、どうにかしてうまい形で提示できないかなあ、とぼんやり思っていたのです。音楽の感想というのは僕にとってはひどく困難な課題で、まあ知識さえあれば“論じる”ことはできるのではないかと思うのですが、できれば行いたいのは「そこで感じたものを文章に写す」という不遜というか、なんかそんな作業なのでありますが、それも今の私には叶うものではなく、で思いあぐねた挙句、 iPod で流した音楽を再生回数順に並べたものを提示する、というごく平凡な行動に出てしまった、こういう次第であります。

 これに伴う問題はいくつかあって、まず僕は音楽を聴くのに CD プレイヤーを主に利用すること(裏返せば iPod をあまり使わなかったこと)、加えて、去年に一度放棄した iPod を再導入したのが今年の 11 月頃であること、それから iPod というメディアの特性(省略します)、であり、そもそも最大再生回数が 5 回という極端に低い数値をはじき出していることから見ても、「今年聴いた音楽」として代表させるにはすこし無理がある、これを理解していただけると思います。でも、実際に iPod を接続し、 iTunes を起動し、再生回数降順に並べなおし、画面を切り取ったのち、改めて眺めてみると、案外自分の趣味が反映されていて面白いな、と思ったので、これをもって別れの挨拶とさせていただきます。いや、挨拶にはなってませんけど。