不調日記

 軽い頭痛。脱・自堕落を決め込んで机と畳まれた布団とその他いろいろを往復する数日を経て、行動を変えたいならば先ズ環境ヲ易ヘルベシとの理念により久びっさーに図書館へ出向くも、しばらく前に「運動もしなきゃナ」と一日一度軽いジョギング習慣を3,4日続けたら僕にとってはこれでも“急激な運動”になったらしく足を痛め、剰えそれが幾日にも長引き、そして今に至り未だに足の関節が、というか体全体の調子がすぐれず、そういう背景を以って本日の軽い頭痛だと思われるのですが、とかく療養モードに入っていたらしい僕のカラダははっきり云ってダルい。に、よって日本史の教科書の記述が把握できず顔を顰め、数学の問題の解答を理解できず溜め息を吐き、不調、いつになく不調、と呟き呟き「私は常に最善と思われる選択をする」という my 行動規範を復唱しつつ家に逆戻り、甘いものを少々食べ、一時間ほどまどろむ。起きて、例の参考書で複素数平面の勉強を続ける。これこそが学習の醍醐味、勉強とは問題が解けることではないと嘯き、そのまあわたしは楽しかったのであります。新しいことを学ぶのはいつだってそう。それから漢文というものがこれほどに面白いとは思ってもおりませんでした。お見逸れ致しました。儒教の精神や漢人の詩情は後後世まで受け継がれてほしいものであります。ところでダルいですから机で勉強に厭きて寝っ転がりながら参考書を開いていたところ、腕に蚊が、蚊がとまって、そういえばこの夏になって蚊なんて見たことなかったなァとヒキコモリ加減が露呈されることを思ったあと、なんとなく蚊のヤツが血を吸う様子を観察したくなったので腕にとまったのをそのままにしていると、まあ蚊というヤツはあんなにもうまそうに血を吸うものなのだな。俺は俺で血を吸われているという状況は必ずしも気持ちの良いものではないけども、まあガマンしました。ヤツが腕にプスリとストロー状のモノを差し込む際、これはやはりミリ単位の痛みがあることも確認した。しかしミリ単位。彼(彼女? 血を吸うのは雌だったっけか)の注射の技術、並大抵のものではない。まあ痛くしたら即ち感づかれ、平手で圧殺がオチです。さすがに生死が懸かっていますからな。ということです以上。体力つけていきたい所存であります。ところでここ数日、涼しくなってますね。秋、近いねえ。季節の変化を意識しだしたのはここ数年なのですがなんだろね。