マックスコーヒー

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 MAX COFFEE です。遡るは6月頃、とあるローソンにてこのボトル版を発見し、ひどく狼狽、これは買っておかなければ、と思ったものの、その日は同時にマウンテンデューの新ボトル版の存在をも同時に知り、こ、これも買っておかねばならぬ、と数分迷ったのち苦渋の決断によりマウンテンデューを選び、マックスコーヒーの方も近いうちに確保しておこう、としてから店を後にしたのですが、この「近いうちに」というのは全くの曲者で、「今やろうと思ったのに」と言いつつ結局やらないのと同じく、結局ずるずると先延ばしにしてしまい、ようやく思い立って件のローソンに出向いたときには彼女*2の姿は見えずじまいなのでありました。そりゃ1ヶ月待たせて怒らないひとなんて滅多にいないし、ソフトドリンクが出て消えるサイクルてのは速いんだってば。それから2ヶ月ほど。過ぎ去ったことにこだわるのは格好悪いので僕はそんなことはスッカリ忘れていつも通りの暮らしをはじめようとしていた頃、参考書を買おうと近くの大型書店へ行き、目当てのものを買い、バスにての帰路の途中。ぼんやら眺める窓の外を過る景色の中、僕はハッとした。
 「あ……あれは……」
 僕の見間違えでなければ――いや、僕が彼女の姿を見間違うはずがない、あれは確かに――彼女*3だった。彼女は自動販売機の中に二本並んで佇んでいた。彼女が二本……? 彼女が、そっくりそのまま彼女が二本、それも自販機の中に……? 一体彼女に何が……。僕は混乱した。しかし、すぐに気がついた。――ニセモノだ。彼女が二本あ


 さて、書いてる僕が面白いのはこれからですが、読者のみなさまは大して面白くないと思うのでこれくらいで切っておきます。要約すると、もう市場から姿を消したかのように思われたマックスコーヒーのボトル版がまだ残ってるとこがあった! バンザイ! ということです。さてマックスコーヒーと言えば、はてなのキーワード解説を読めば分かる通り甘ーい、甘ったるいコーヒー飲料です。缶のほう(写真左側)は2回ほど口にしたことがありますが、「甘さひかえめ」という概念、ひいては近年の健康志向に疑問や石を投げかけているかの如く、遠慮なく甘いドリンクだった記憶があります。ありゃ健康に悪いよ。ところで今回のボトル版(右側)は多少甘さをひかえたのでは……という感じがいたします。何度も経験するにつれて最初に受けた衝撃が半減していくことを“慣れ”と呼びますが、……いや、でも、あの甘ったるいドリンクを 500ml も飲むのは愛好者でもない限り辛そうだしな、わりと飲みやすいドリンクとなっています。丸くなった、とも言えるけど。

*1:右側は名称に「X」が追加されていますが、深くは掘り下げません

*2:マックスコーヒー

*3:マックスコーヒーです