浪人雑記 vol.6

 「これからやるべきこと」と「これまでにできたこと」を左右の目でかわるがわる見比べ、天秤にかけたりして遊んでいたら、少しずつ顔が青白くなってきた*1。すなわち、勉強せななあ、と。毎日のようにブログに記事を投稿する近頃ですが、書きたいことがこれだけ沸くのも困り者で。なんも言いたいことがない、よりは far*2 マシですが。いや一応言っておくと勉強やってますよ。やってますけど足んないよなあ、って。そもそも未だに約3科目が手付かずという事実を意識しなければならない。四月から「勉強モチベーター」と称して勉強時間を記録していたのですが、密度を高めるために勉強時間よりは内容量を記録することにしました。「7時間」ではなく、「チャート4題」という具合にやった分を憶えさせておくわけ。時間のヤロウに媚びる負担がなくなり、学習により専念できる環境に。いやはや目的と手段をとり違えてはいけないなあ。
 ようやく、世界史の通史(2周目)を終えた。

詳説世界史研究

詳説世界史研究

 教科書のみで臨んだ前回を反省し、これをメインに読んでたんですけど、大層よい。なにより記述が詳しい。誤字が十数箇所ほどあるのは仕方ない。素素人(そしろうと、とでも読もうか)の考えですが、歴史というのは数多くの事実の集積から学び取るものだと僕は思いますので、こういう参考書はありがたい。ただ厚い+字が細かいので通読するのにそれなりの時間と労力を必要とするのは事実で、たとえば高3夏から勉強はじめて現役で受かるゾ! などと企んでいるひとには向いていません。逆に言えば、歴史をきっちり学びなおす時間をもらったことに関しては浪人してよかった、と思った。ところでこの類の本、つまり歴史を通して統一的に語っているものって一般書籍の棚には実は少ない気がするので、受験生向け参考書という肩書きは勿体無いなあ、とちょっと思う。

*1:註:あまり外に出ないので色白になったことを言っているのではない。もう本格的に夏なので、そろそろ図書館通いになるかなあ

*2:比較級を強めている