『現代思想の冒険』竹田青嗣

現代思想の冒険 (ちくま学芸文庫)

現代思想の冒険 (ちくま学芸文庫)

デカルトから始まってポストモダン思想に行き着くまでのいきさつを概観し、その上で現代の我々は何を問うべきなのか?ということを提出する、といった主旨の本だと思います。断定していないのは充分に読めていないからです。例えばソシュールが何を考えていたのか、どういう経緯でニーチェが「神は死んだ」などと言ったのか、それらが他の思想や社会にどのように作用したか、ということがかいつまんで説明されている得がたい一冊だと思う。