数学学習記 その14

そういえば、読み終わっていたのでした。

数学入門〈下〉 (岩波新書 青版 396)

数学入門〈下〉 (岩波新書 青版 396)

最終章は微分方程式で、知識がないので式展開についてはわりと「?」でしたが*1、それでもその意義とか、どういうふうに活用されるのかがよく分かった。数学でこれほどまでに自然現象を記述できるとは!
ガリレオニュートンは勿論のこと、スタンダール二葉亭四迷なんかが登場したり話題が豊富で、「大へん人間臭い『数学入門』(序文より)」ですので文系*2のひとにもお薦め。この内容の厚さで各巻740円ってちょっと安すぎなんじゃないかしら。

*1:いちおう一通り定理の説明などはある(但し e についての説明は抜けています)が、やっぱりゼロから始めるのではなく、知識を持っている上でその基礎付けを行うという読み方がいいかなあと思う。

*2:特に自分は文系だと意識しているひと